| 大会 | 第12回 福知山マラソン |
| 日時 | 平成14年11月23日（日）AM10:30〜 |
| 種目 | フルマラソン（ナンバーカード12722番） |
| 状況 | 天候/曇り時々晴れ |
また、フルマラソンを走りたくて走り始め、2月から9ヶ月とうとうフル出場まできた。1週間前に不意の怪我により、体調不十分ではあるがここ数ヵ月はこの大会を目標に練習してきた。完走できるかわからないがとりあえずスタートラインに立とう。そう思い福知山へ向かった。
 朝、3時30分に家を出て7時30分に着。今回のレースのもう一つの目的にHPで知りあった濱野さん（濱ちゃん）に会う事もあった。受付後さっそく携帯電話で連絡をとる。そして感動の対面、思っていた通りとても感じの良い方で暖かくむかえてくれました。そしてお互いのレースの健闘を誓うのでした。 濱ちゃんや青馬会みなさんのお陰でスタート前はとてもリラックスできた。場所とりや荷物の心配などしなくていいだけでも楽だ。また、楽しい話などで緊張感もほぐれ精神的にはとてもよい感じだ。
いよいよスタートの時間がせまってきた、問題の右足だが今のところ強い痛みはない手で押さえると少し痛いくらいだ。走っていてズキズキ痛まなければいいのだが・・。定刻の時間になりスタート、最初はほとんどゆっくり歩き結局スタート地点まで3分19秒位かかった。 ★5km 32分21秒 足に不安もあったため最初の5kmは流れに逆らわず、のんびり走った。右足はかすかに痛みはあるが、そんなに気になることはなかった。これなら早々のリタイヤはない、無理しなければなんとか最後までいけそうな気がした。 ★10km 58分58秒（26分37秒） ペースは5分10 〜20秒/km、身体的には全然無理のないペースだ。気持ち的には10kmまではこのままいって10kmすぎから5分/kmにあげようかと余裕もでてきた。しかし、左足の膝あたりが8kmすぎからちょっとピリピリ痛みがでてきた。なんで左足が？と思いつつ走り続ける。 ★15km 1時間25分06秒（26分08秒） ペースは少し上がったが、左足の痛みも気になり抑え目にした。足は痛みが出たり治まったりの繰り返しだが、今のところ走りには問題はない。比較的楽な感じだ。周りをみると普段そんなに走ってなさそうな人達もいる、この人達もこのまま最後までいくのかなぁそれなら、フルマラソン完走ってそれほどすごいことではないのかなぁと思ってしまった。 ★20km 1時間51分06秒（26分00秒） ペースはほぼイーブンペースで走れている。この時点になるとほとんど抜く事が多い。気分はいいのだが前にいいペースメーカーがいれば楽なのにと思う。左足の痛みの時間はだんだん長くなってきており、痛みの強さも少しづつ大きくなってきた様な気がする。 ★HALF 1時間56分49秒 単純に倍にすると4時間はきれるが、後半の厳しさは以前のマラソンでわかっているのでどれだけ、落ち込まずにいけるかにかかってるなと思う。 ★25km 2時間16分46秒（25分40秒） 折り返しのランナー達とすれ違う、さすがに速い。いい走りをしているなぁと感心する。自然とこちらもペースが上がってしまいこのレース一番のラップになってしまった。実はこの時すでに左足の痛みはけっこう強くなっており、ここでペースを上げたのが間違いだったかもしれない。 ★30km 2時間43分37秒（26分51秒） 給水所では左足に水をかけ、なるべく痛みをやわらげようとしたが痛みは強くなる一方だった。ペースはやはり極端に落ちてきた。 ★35km 3時間12分32秒（28分55秒） 30kmすぎからは痛みとの戦い。途中、消炎スプレーをかけてもらったりしたが効果はない。しかし、走り続けているとこのスピードでもけっこう人を抜いたりしている。ひどいのは自分だけではないんだみんながんばっているんだと思うとちょっと力がでてきた。また、ゴールタイムを計算するとこの地点から歩いてしまうと4時間は切れない。どうせなら4時間を切りたい、その時は最低40kmまでは走らなければならないと思った。 ★40km 3時間43分02秒（30分30秒） 35km過ぎからはもう、あと7km・6kmといい聞かせながらの走りだった。しかし、なかなか次の1kmがこない。給水所で立ち止まり給水、数メートル歩いて走り出すとすごい痛みが走る。周りでは歩いてる人やストレッチをしている人がかなりいる。自分も歩きたい、休みたいと思うが、一度歩いてしまうと二度と走れない、遅くてもいいから走り続けなければと思い痛みをこらえた。 ★ゴールタイム 3時間57分47秒 40kmをすぎ、あと2.195km、やっと40kmまできた。歩きたい気持ちになるがここまできたのだから。タイムを見ても4時間を切るには歩いたらまずい。走らなければと思い、一歩一歩進む。最後の登り坂にかかっているがもう走っているのか歩いているのか、平坦なのか上っているのかもわからない。ゴール附近から聞こえる音楽「炎のランナー？」がかすかに聞こえる。10年前はZARDの「負けないで」だったような気がする、昔の初マラソンの時の記憶が蘇り、あの時もひどかったと今と昔の感覚が交錯する。意識もうろうの中、最後の曲がり角をまがりいよいよゴール。やっと終わったという気持ちと、最後まで歩かず走り通せたという満足感で一杯になり天を仰いだ。 もう一歩も走れない歩くのもやっとだ。やはりフルマラソンは辛かった。甘くはないと実感した。しかし、歩かず走り通せたこと、この足の状態で4時間を切れたということはすごい自信になった。とても満足いくレースであった。 |
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